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ロハスな企業C ザ・ボディショップ
ザ・ボディショップは、世界各地に伝わるハーブや木の実など天然の原料を使ったスキン&ヘアケア製品を製造・販売する企業です。
創業者は、アニータ・ロディックというイギリス人女性です。
創業当初から動物実験反対を訴えたり、できるだけ自然な素材を使うことを訴えていました。
今では2000店舗以上あり、日本でも100店舗以上に増えています。
社会と地球環境の変革を追求し、ビジネスを通じて世界に貢献し続けていくということを理念として掲げているロハスな企業の一つといえると思います。
ザ・ボディショップの5つの理念(ザ・ボディショップのHPより引用)
・化粧品の動物実験に反対しています。
化粧品の製造・販売過程で行なわれている動物実験は、動物への虐待行為であり、実験データを裏付けにした製品の安全性そのものが不明な事から、動物実験反対キャンペーンを行うなど、ザ・ボディショップは動物実験そのものの廃止を求めています。ザ・ボディショップの製品には、古くから世界中の人々が生活の中で使ってきた安全性の確かな天然のスキンケア原料、様々なハーブやフルーツ、野菜などの食べ物、植物性オイルなどが多く使われ、原料や製品に対する安全性の検査には、全て代替テストを実施しています。
・公正な取引により、地域社会を支えています。
コミュニティトレードは、「援助ではなく取引を!」をコンセプトにした、ザ・ボディショップ独自のフェアトレードプログラムです。支援を必要としている小さなコミュニティと、持続性のある取引関係を築き、長期的なサポートを続けるための取り組みから生まれました。社会的、経済的に恵まれない生産者から、直接原料やアクセサリーを公正な価格で購入することで、そこに住む人々の雇用、医療、教育を充実させ、彼らの持つ文化や伝統を守りながら生活できるようにしています。
・自分らしい生き方を大切にしています。
「セルフエスティーム」は自己尊重、自己肯定を意味する言葉です。私たちは皆、顔や身体、そして心もひとりひとり違います。この世の中にたった一人しか存在しない自分を大切に、もっと個性を尊重して愛しましょう。世界に数人しかいないスーパーモデルのような「誰かさん」のイメージを追わず、自分自身を認め、良いところをたくさん発見する、そんなポジティブな生き方こそが本当の美しさだと私たちは考えます。「ありのままの自分を好きになろう」それが、セルフエスティームです。
・ひとりひとりの人権を大切にしています。
あらゆる人々の人権を尊重することは、道徳的な責任であり、ザ・ボディショップの価値観の基本で、その概略は「ミッション・ステートメント」や「取引憲章」に述べてあるとおりです。人権の尊重は、すなわち健全なビジネスの実践でもあるのです。私たちは文化の違いを尊重し、性別や肌の色、年齢など、あらゆる差別をも許さず、常に公正である事を求め、特に弱い立場の人々に配慮します。
・私たちを取り巻く環境の保護に努めています。
ザ・ボディショップは、限りある資源を大切にしながら、将来の世代のニーズを損なうことなく、現代の人々のニーズに対応して行く事を目標にしています。製品の原料調達、製造、輸送、販売、廃棄物の処理まで、可能な限り地球環境への負荷を削減する努力をしています。自分たちが出すゴミに対して責任を持つために、再生プラスチックを原料にした容器やリサイクルしやすい容器を使い、店頭では簡易包装や、使い終わった空容器の回収に取り組むなど、お客さまと一緒に行動しています
株式上場をして、拡大路線を選択したことによって、理念が貫き通すことができなくなっている感はあるものの、企業の理念が社会に投じた一石は大きいものがあると思います。
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