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環境家計簿とロハス
通常の日常生活で、どの程度の負荷を地球環境に与えているのかを計る方法として、エネルギー消費をCO2の重さに換算して計算する「環境家計簿」があります。
負荷を数値で把握できるのでリアルで説得力があります。
肝心のCO2の排出量を算出する電力やガス、排出係数(排出原単位)がバラバラで、一般市民にはとても分かりにくく、地球への負荷を分量(数字)で把握できるからこそ人々への説得力を持つものが、これでは誤解と不信を招くものとなってしまいます。
人々が同じ換算単位で分かりあえるスタンダードな「環境家計簿」を作成し、インターネット上で利用されることが多いと考えて、4つの項目について改良を加え、誰でも正確なデータが入手できるようにしました。
■CO2排出係数や排出量の単位を二酸化炭素換算に統一する。
排出係数は、CO2排出係数で表示しているものが殆どであり、環境省が全国平均で算出しているからである。
■エネルギー源の排出係数は、全国平均値をできるだけやめる
調査では、関西電力は、排出係数0.26であり、北海道電力は、0.52で、沖縄電力は水力も原子力もなく、化石燃料による発電のため、0.90で関西電力の3倍以上である。
電力による活動を行うため、当然地域差が出てきます。ガスも事業者により、CO2排出係数は違っていました。このように全国平均では正確なCO2排出量の算出はできな考え、地域別環境家計簿を作成しました。
■Web時代に適応した環境家計簿
沖縄県浦添市の環境家計簿は、データを独自に調べて正確なCO2排出係数が記載されています。
那覇市民が環境家計簿を試したいとしても、那覇市民は浦添市にアクセスしません。
■できるだけ新しいデータを提供する
電力のCO2排出係数は、最新のものを使っていると考えます。
正確なデータを提供したいと考える理由は、人々が環境問題に興味を持つようになるには、正確なデータと正しい科学的知見を伝える必要があるからです。
地球温暖化の問題は、現世代はその脅威を身近に感じられません。
データと知識を通じての人々の行動以外に地球温暖化にブレーキを掛ける方法がないからです。
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