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2006年10月 アーカイブ

2006年10月01日

「OMソーラー」でロハス生活

「京都議定書」で日本は6%の温室効果ガス削減を達成することを定められました。
家での二酸化炭素の削減に効果のある装置といえば、太陽熱の「集熱パネル」。

夏は、ガスを使わないでお湯をつくり、冬の晴れた日には暖かい空気が床からあがってきて暖房要らず。

家庭での7エネルギーの7割ぐらいが熱エネルギーなので、省エネ効果はかなりのものです。


ソーラーハウスは、太陽エネルギーをなんらかの形で家作りに活用したものです。
「ソーラーシステム」「太陽熱温水器」のように熱的に利用するものがあります。
また、「太陽光発電」のように、光のエネルギーを直接電気エネルギーに変換して利用するものがあります。

「OMソーラー」は、建築的な方法や工夫により、太陽エネルギーを熱的に利用するシステムです。

このシステムによって、二酸化炭素を3割ほど、消費エネルギーを4割ほど削減する効果があるそうです。
エネルギー量が節約できるだけではなく、システムが動作している間は空気も一緒に動かし、常に新鮮な空気が室内に採りいれられるため自動的に換気されます。

初期費用はかかりますが、家そのものの基本性能が向上し、快適さを犠牲にすることなく二酸化炭素を削減できること、そして助成金があることなどを考えるとソーラーを導入することは自分にとっても地球にとっても有意義なものではないでしょうか?

2006年10月05日

ヨガの効用 ロハス生活

現代人が経済成長の果てに疲れてしまっているということが、ロハスが生まれた背景にあるようです。
インターネットで簡単に世界中の情報を得ることが出来る反面、情報に振り回され、経済成長に追いかけられいるという状況です。

仕事でもプライベートにおいてもパソコンを利用し、自分を見つめる時間さえなくしてしまう。
こんなときこそ、意識的に体と心をほぐす時間が必要になってきます。
この重要性に気づいた人たちに今人気になっているのが「ヨガ」です。

ヨガはもともとインドで誕生し、3000年以上にわたって受け継がれているものです。
ヨガにはさまざまな流派があります。
その中でも、欧米や日本で広く知られているヨガは、「ハタヨガ」の流れをくむものです。
肉体が解放され、体を浄化して強固なものにするエクササイズです。

ヨガの効用としては、自律神経とホルモンバランスを調整するすることがあります。
心と体のかけはしになる部分を整えることで、心と体のバランスが鍛えられます。
「疲れやすい」「眠れない」「イライラ」「めまい」「冷え性」などの不快な症状が改善されます。


2006年10月06日

自然素材でロハスな部屋を

くつろげる部屋を持つことによって、自分の好きなことを心地よく行える。
こんな生活ができれば最高ですね。

居心地よい部屋ををつくるには、インテリアにこだわることも重要。
それに加えて見えない部分の部屋の環境への配慮がとても大切だと思います。
そのためには、壁や床の素材選びがとても重要な要素になってきます。

ここ数年では、壁や床だけでも安全で環境にも配慮した素材を使いたいという人が増えています。
自然素材の内装仕上げ材が見直されてきています。

その中でも「珪藻土」「漆喰」などが人気の素材となっています。

「珪藻土」は植物性プランクトンが化石化したもの、「漆喰」は消石灰を原料としたものです。

どちらも自然素材なので、廃棄時の環境負荷が少なく、万が一火事のときに発生する有毒ガスの量が少なく、素材そのものに消臭機能があること、そして湿気が高いときには湿気を吸い、乾燥したときには放出するという「吸放湿性」があることなどが人気の理由となっています。

2006年10月08日

感謝の言葉でロハス生活

言葉には、「言霊」という言葉があるように不思議な力があります。

自分が発した言葉で、人を元気にしたり、傷つけたりと、周りの人々に大きな影響を及ぼすものです。

同じ影響を及ぼすのなら、人にいい影響を及ぼす言葉を使うほうがいいですね。

それには感謝の言葉が大切です。

「ありがとう」「おかげさまで」

こんな言葉が自然にでてくるようになればいいですね。

まずは意識して「ありがとう」を言ってみたらどうでしょうか。

ロハス生活には、嫉妬や怒りの言葉は似合わないです。

いつも笑顔を忘れることなく、感謝の言葉が出てくるように意識していきましょう。

意識を変えることで行動も変わってきます。

あと、「もったいない」という言葉もロハス生活にはぴったりです。

ノーベル平和賞を受賞したマータイさんが世界にひろめてくれた言葉。

「もったいない」に含まれているサステイナブルな精神を大切に。


「ありがとう」「もったいない」

周りの雰囲気を変えるためにロハス生活での口ぐせにしましょう。

2006年10月13日

フェアトレードでロハス生活

フェアトレードって?
貧困で苦しんでいる人を助けるにはどうすることがいいのでしょうか?
一番いいのは、彼らがお金を自分たちで稼ぐことのできる仕事を紹介し、彼らが自立できることです。
しかし、現実は安い賃金で働かされ、経営者や利権を持つ人に利益をもっていかれてしまうことが多いのです。

ということで、経済的に立場の弱い人々の自立を助けるための仕事の機会を提供し、労働に対する適正な対価を生産者にきちんと払い、彼らが自らの力で暮らしを向上できるようにする。
こんなシステムをつくるのがベストです。

このシステムを考え、彼らの国の持つ優れた伝統技術や生産物を尊重して、それを活かした公正(フェア)な貿易(トレード)をすることが「フェアトレード」です。

フェアトレード商品を我々が購入することが、間接的に彼らの生活を支援することになります。
身近な国際貢献といってもいいでしょう。

フェアトレード商品は、機械で大量に生産されたものではなく、現地に伝わる手織り、手刺繍などの手仕事で作られるものや、オーガニック農法でつくられるコーヒーや紅茶、コットンなどのロハスは商品がたくさんあります。デザインも質も最近は向上して魅力的な商品が増えてきています。

2006年10月14日

デトックスでロハス生活

デトックスとは解毒のことです。
私たちの体には、食品や空気などから鉛や水銀・カドミウムなどの金属類やヒ素などが体内にどうしても蓄積されています。

地球環境が汚染されるということは結局人間にはね返ってくるということです。
デトックスは、これら有害物質を対外に排出すること、つまり冒頭にも書いたように解毒することです。

デトックスには、いろいろな方法があります。
@サウナ、岩盤浴、ゲルマニウム温浴、半身浴、ホットヨガ、パワーヨガ、ピラティスなどの汗をかくこと

Aグルタチオン、セレン、亜鉛、ポリフェノールの一種であるケルセチンなどのミネラル類の摂取

Bアルファリボ酸などの代謝系サプリメントの摂取

Cキレート剤による有害金属の除去(キレーション療法)

ロハス的には、@の汗をかくことが一番かもしれませんね。

汗をかくことについては、上記以外にもウォーキングやジョギングも手軽にできるデトックスの一つかもしれませんね。
健康な汗をかくロハス生活を満喫しましょう。

2006年10月15日

なぜ今「LOHAS」?

なぜ今「LOHAS」が注目されてきているのか?

それは@地球の異変A地球を消費しつづけているというところから来ています。

@の地球の異変ですが、最近は異常気象が続いています。ニュースでもよく取り上げられています。
日本でも2004年には、台風が10回も上陸する、真夏日も過去最高となるなどさまざまな気候変動が記録されています。

世界規模においては、もっと驚くような大異変が発生しています。
2005年の南ヨーロッパの熱波・干ばつによる森林火災の多発や、アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」などが記憶に新しいです。

また、地球の平均気温は20世紀中に0.6度上昇し、海面の水位が0.1〜0.2メートル上昇しています。

温暖化の原因は、人的原因がほとんどで、森林を伐採し、エネルギーを消費するために化石燃料を燃やし続けたことなどが原因で地球全体の温度を上げているということです。

2100年には、気球の平均気温が1.4〜5.8度上昇して、海面も9〜88センチ上昇するという予報も報告されています(IPCC第三次報告書)

Aの地球を消費し続けていることについては、私たちは、地球の生産能力を上回った消費を続けているそうです。

森を必要以上に切ってしまい、二酸化炭素の吸収が追いつかない。
私たちは、一年間で地球の1.2個分を消費している計算になるそうです。
(エコロジカル・フットプリントの計算による)

このまま消費し続けていると、地球への負担が増えて、温暖化がますます進行して生物種が失われていくことに対してエコプロダクツの世界的なリーダーである東京大学の山本教授が警鐘を鳴らしています。

地球のあらゆるところで様々な動植物が絶滅の方向に向かっていて、その速度は過去の1000倍の速さになるそうです。
また、二酸化炭素の吸収源となる森林の減少も顕著になっています。
1990年年から2000年の間に日本の面積の2.5倍にあたる森林が減少したそうです。

地球の資源は限りがあるのに、まるで湯水のように無限であるかのように使用しているのが現状です。
「地球の生態系が、将来世代の持続性を支え切れない危険性があるほど、人間活動は地球の生命維持システムの本来機能に負荷を与えている」(国連ミレニアム生態系評価2005)というところまできているということです。

LOHASという暮らし方が注目されているのは上記の2点が重要なものになっています。
もし今のまま暮らしていけば、次世代の子供たちが大きくなったときに、自然が残っているかどうか、同じ場所に住めるのかわかりません。
このことを今から考えて、次世代の子供たちも地球の恩恵を受けられるように、持続可能な開発をしていきましょうという「サステナビリティ」という考え方が生まれてきたわけです。

「LOHASは時代の必然である」と山本教授も言われているように、次世代につなげていく持続可能な暮らし方は、地球そのものが求めているものです。

2006年10月17日

サステナブルな暮らし方

毎日の生活のなかで、どのようなことがサステナブル(持続可能)な社会を作る暮らし方につながるのか?

高い貢献度の高い企業の商品を購入することや環境に配慮された商品を買うようにすることが重要です。購入してくれる人が増加すれば、企業も積極的にそういう商品を作るようになり、好循環につながっていきます。

ものを購入することや選択することが地球の未来を左右する責任ある行為であることの自覚が必要になってきます。

トヨタでは、プリウスなどのハイブリットカーを開発し、販売しましたが、最初は全く利益がでなかったそうです。しかし、ものづくりの姿勢がトヨタそのもののイメージを世界的に大きく変えていきました。
今ではビジネス的にもハイブリットカーは成長を続けています。
消費者がハイブリットカーを受け入れたことにより自動車業界を変える大きな転換点となったことは間違いありません。

その他としては、オーガニック商品やフェアトレード商品を購入するなど身近なところからでも充分にサステナブルな暮らし方をすることによって地球にも自分の健康にもよい影響を与えてくれるでしょう。

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