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2006年08月 アーカイブ

2006年08月14日

ロハスって何?

ロハス(LOHAS)とは「健康で持続可能なライフスタイル」といった意味です。

「Lifestyles Of Health And Sustainability」の頭文字から取ったものです。

また、「地球環境の保護と人間の健康を最優先したライフスタイル」

もっとかみ砕いていうと、「自分の身体にやさしい生活が、結果として地球にもやさしくなる」というライフスタイルのこと。

そんなことが私にもできるの?と思われる方もたくさんおられることと思います。

でも大丈夫。できることを始めればいいんです。

すべての生活においてロハス生活をしようと思えば無理ですけど。。。

ロハスに興味をもってもらい、ロハスなことを一つでもやってくれれば私としては嬉しいです。

偉そうなことを言っている私ですが、私自身はロハスのことに興味を持ち出したのは最近ですし、ロハス生活しているといえないかも(^^;)

これからロハスについていろいろ勉強し、実践に移していきますのでよろしくお願いします。


ロハスの分類

ロハスを大きく分けると5つになります。

持続可能な経済
都市の緑化、再生可能エネルギー、省エネ、代替輸送手段、社会的貢献(責任)など


健康的なライフスタイル
オーガニック・自然食品、サプリメント、天然パーソナルケア商品など


代替ヘルスケア
はり治療、自然療法、予防医療など


自己啓発・自己開発
ヨガ、フィットネス、減量、能力開発、心と体のためのCD・本・セミナーなど


環境に配慮したエコロジーな暮らし
環境に配慮した家・オフィス・製品、オーガニック・リサイクル衣料製品、エコツーリズムなど

ロハス(LOHAS)はこれまでのエコロジーなどが陥りがちだった、「環境に配慮しなければならない」
「節約に努めなければならない」といった強迫的で自己犠牲的な観念とはややちがい、「こうすると環境にやさしいし、自分も気持ちよいなぁ」「健康によいと聞いたけど、これって省エネにもなってたのね」
というように、あまり肩肘張らないのがいいですね。

〜しなければならないといった、強制的なものではなく、自主的でかつ気持ちのよいロハス生活がいいですね。

ロハスは誰が名づけたの?

LOHASは誰が名づけたの?

社会学者のポール・レイ氏とシェリー・アンダーソン氏は、「カルチュアル・クリエイティブ」でLOHASな価値観を持った人々が全米人口の26%にあたる5000万人存在し、その消費市場も30兆円にのぼることも発表しました。「カルチュアル・クリエイティブ」とはエコロジーや地球環境、平和、社会正義、自己実現、そして自己表現に深い関心を寄せる人々です。

この発表によりフランク・ランピ氏やスティーブン・ホフマン氏が「LOHAS Journal」を発刊し、LOHASマーケティングを形作っていきました。
アメリカのLOHASがオーガニック農業の発展、振興で顕著ですが、オーガニック市場はここ10年以上毎年20%以上の伸びを示しています。流通としては、「Whole Foods Market」「Wild Oats」が生産者を育成し、生産者とともにオーガニック市場に貢献してきたことがあげられます。また「Gaiam」社が小さなLOHAS 生産者をまとめ助けて合併を繰り返してきましたが、「Gaiam」社も、生産者・流通・消費者が三位一体となったLOHASマーケットを育ててきた会社であるといえます。

一方、日本ではLOHASはオーガニック農業に味方せず、消費者に受け入れられているとはいえません。むしろ、ファションや自然化粧品、はやりモノ的に扱われている面もあり、懸念されているところです。
人それぞれのライフスタイルで、価値観や考え方はちがっても、LOHASに生きていきたいという想いは多くの人が抱いています。


どうして LOHASが…!

大量の化石燃料の消費による大量生産、大量消費で先進工業国は便利・豊かさを手に入れる一方、深刻な環境汚染、地球温暖化によって複雑な環境問題に直面し、国際的に取り組み(京都議定書など)を始めました。
また、現在はBRICSと呼ばれるブラジル、ロシア、中国、インドなど巨大な人口を抱える国が経済的に発展してきて、ジャパン・シンドロームといわれるように日本が戦後発展してきたように、車・食・電化生活など先進国の生活レベルに近づくことが予想され、これ以上地球環境に負荷をかけることが出来ないとき、どのような解決策があるのかわかっていません。

明確なロードマップがなく、かといって『昔の暮らし』や『貧乏な感じ』、『攻撃的な環境運動』もイヤだなと思っていて、一番オシャレな自分らしい生き方を考えるとLOHAS的な生き方になってしまう。そんな人たちが拡大しているというのが、ちょうど今なのです。

従来型の経済『プランA』を選択するのか、持続可能な経済『プランB』を選択するのか、アメリカのレスター・ブラウン博士は、問いかけています。
また近著「フード・セキュリティー」では深刻な食料不足を予想し、食料増産による熱帯雨林の伐採、過放牧による砂漠化、世界的な水不足など、人類の生存にかかわる多様な問題提起を行っています。

LOHAS CLUBから引用しています)


2006年08月15日

持続可能な経済って?

持続可能な経済(sustainable economy)とは、
石油の代わりのエネルギーとして、天然ガス、再生エネルギーとして、太陽光・風力・地熱などを使うこと。

省エネ商品(トヨタのプリウスなど)、太陽光発電装置を使うことや、緑のある都市計画、自転車や電車の利用、ロハスな企業への投資などがあります。

健康的なライフスタイルとは?

健康的なライフスタイル(healthy lifestyle)とは、オーガニックなものや、自然食品を取り入れること、サプリメントとって健康に気をつけること、できるだけナチュラルな化粧品を使うことなどです。

オーガニックとは、化学肥料や農薬を使用せず、たい肥などの有機質肥料で栽培したということ。
また、肥料なしで栽培したということ。

オーガニック基準というものもあります。

1、過去3年以上にわたり無農薬、化学肥料、土壌改良剤などを使用せず、 有機的な手法で栽培されていること
2、人口添加物や保存料は使用しない
3、遺伝子組み換え原材料は使用しない

自然食品を取り入れるということについては、マクロビオティック薬膳などがあります。

マクロビオティックは、「自然体」で生きる力を取り戻すための食事法です。
玄米菜食を中心とし、自然のエネルギーを身体と心に取り入れます。

代替ヘルスケアって?

代替ヘルスケア(alternative healthcare)とは、薬に頼らず、自然治癒力によって病気を治そうとすること。自然療法、針治療、ホメオパシー、ホリスティックな疾病治療などがあります。

自然療法には、「アーユルヴェーダ」「タラソテラピー」といったものがあります。

アーユルヴェーダとは、「健康・長寿の科学」と訳されるインド8000年の伝承医学のことで、 私達人間の持っている自然治癒力を最大限に引き出し、 できる限り自然の法則に従って自然な方法で病気や痛みを取り除いていくという療法です。

タラソテラピーとは、海藻や海水、海泥などミネラルやたくさんの有効成分を豊富に含んだ海の恵みで人間の自然治癒力目覚めさせ、を健康と美容を促進する海洋療法のことです。


ホメオパシーとは、19世紀初頭にドイツの医師サミエル・ハーネマンが確立した同病療法です。ホメオパシー(Homeopathy)は東洋の漢方の代替医療と同じように、西洋の伝統的な代替医療です。

ホリスティックは、ギリシャ語で全体を意味し、薬や西洋医学の治療に頼らずに、自分自身の自然治癒力によって健康になりましょうということです。

自己開発とは?

自己開発(personal development)とは、自己の潜在能力を高めること。

ヨガ、フィットネス、能力開発のためのセミナー、教材などがあります。

セレブに人気のある分野の一つかも。

ヨガの種類はたくさんあります。

その説明はまた後日にしたいと思います。

私は、ちょっと前までは身体はとても柔らかく体操選手のようでしたが、最近は運動不足で身体もカチコチになってしまいました(^^;)
ヨガの実践を考えてます(笑)

LOHASと言われる人たちが

アメリカで、ヨーロッパで増え続け、今後のビジネスやあり方まで変える可能性を秘めた存在として注目されています。

ロハスとは、人類と地球が共栄共存できる持続可能なライフスタイルと、それを望む人たちの総称です。

我慢ばかりでは、健康も、エコロジーも、幸せも、長続きしません。
自分たちの幸せの向こうに、社会の幸せや地球環境への貢献が地続きでつながっている。

そんな実感のある暮らし、それを実現できる仕事を望む人たちにモノやサービスを提供する社会が、アメリカやヨーロッパで飛躍的に伸びています。

そして今、日本でもロハスな暮らし、ロハスなビジネスやサービスが注目されるようになりました。

環境に配慮した暮らし

環境に配慮した暮らし(ecological lifestyle)とは、環境に配慮した家やインテリアにする、リサイクル繊維を使った製品(フリースがその典型)、環境にやさしい機器を使うなどがあります。

最近では、アスベスト問題もあり、環境に配慮したリフォームも結構関心が高まっているのではないかと思います。

無添加リフォームや無添加住宅といったものもあります。
もちろんアスベストなどを使わない体にやさしい住宅です。

ロハスの6つのキーワード

ロハスの6つのキーワード
- ソトコト2005年8月号別冊付録チビコトより -

健康的な暮らし

人の暮らしは「食べる」「動く」「考える」「眠る」といった活動の繰り返し。その循環が健康的であることがロハスの基本です。まずは自分にとって快適な、健康的な暮らしの要素について、考えることから始めましょう。


自然環境への配慮

暮らしが健康的であると同時に、暮らしを取り巻く自然環境もまた健康であることが、ロハスの実現には不可欠です。暮らしを犠牲にするのではなく、日々無理なくできる自然環境への貢献とは何かを考え、実行してみましょう。


五感を磨く

ロハスの在り方は、人それぞれ。自分の判断で、自分にとって必要なもの、そうでないものを選択することが求められます。情報や数値による判断だけでなく、自分自身の感覚でほんものを見つけることがロハスには不可欠です。


古いものと新しいもの

最先端の技術と、伝統的な知恵。新しい発想と、古くからの習慣。どちらかひとつではなく、新旧それぞれの良いところ、必要なものをバランスよく選びとること。それを自分の暮らしに取り込む方法を見つけましょう。


つながりを意識する

社会も環境も、自分の足元から地続きでつながっています。食べたものはどこから来たのか。捨てたゴミはどこへ行くのか。買ったり使ったりすると、地球にどんな影響を及ぼすのか。その先に何があるのかをイメージしましょう。


持続可能な経済

ロハスは都市生活や消費活動を否定しません。便利で楽しい、ハイセンスでカッコいい、そんなモノやサービスによって、人にも環境にもやさしい持続可能な経済システムをつくる。ロハスは経済から、社会の在り方を変えていきます。

ロハス誕生の歴史

ロハス誕生の事の発端は1998年になります。

アメリカの社会学者ポール・レイ氏と心理学者のシェリー・アンダーソン氏が 15年にも渡る調査で、環境や健康意識が高い人々の存在を確認しました。そしてその人々を"カルチュアル・クリエイティブス"と名付けました。

この"カルチュアル・クリエイティブス"は2000年に出版された「The Cultural Creatives」でマーケティングの対象として注目されるようになりました。

"カルチュアル・クリエイティブス"をマーケティング対象にして成功した企業の1つがGAIAM社です。

このGAIAM社が独自に開発したコンセプトが"LOHAS"なのです。

(独自に開発したとする情報源は、大和田順子氏のブログです。ポール・レイ氏と協力して開発したとする説もあります。 LOHASの権利をポール・レイ氏とGAIAM社が持っていること、そしてLOHAS会議にポール・レイ氏もGAIAM社も参加していることをあわせて考えると、GAIAM社とポール・レイ氏が協力して開発した可能性が高い。)

GAIAM社は"LOHAS"のコンセプトを元に、"カルチュアル・クリエイティブス"向けの商品を販売し、成功を収めました。

2006年08月16日

ロハス概要

1998年、社会学者ポール・レイと心理学者のシェリー・アンダーソンが、15年にもわたる調査により、カルチュアル・クリエイティブズ(en:Cultural Creatives)と呼ばれる環境や健康への意識が高い人々の存在を確認したことを元に、レイと起業家のジルカ・リサビ(後のGAIAM創立者)が協力して開発したマーケティングコンセプトが "LOHAS" である。

アメリカでは毎年LOHAS市場を拡大するためのLOHAS会議が開催されている。

あなたの生活そのままでLOHAS


LOHASと住まいについて考えてみたいと思います。LOHASは「健康と地球環境を大切にしたライフスタイル」と言うとおり、その住まい方が重要になってきます。では、私たちはどんなことをすれば良いのでしょうか?

実は、私たち日本人は春夏秋冬、四季の移り変わりに合わせて住まい方の工夫をしてきました。
私たちの住まいには、もともとLOHASの精神がたくさん息づいているのです。
今回は、それらを少し紹介してみたいと思います。

衣替えを前提にした収納の考え方

洋服や布団がすっきり納まる収納
気候に合わせて衣類や寝具を変える習慣「衣替え」が日本にはあります。
過剰な冷暖房をせず、できるだけ身に着けるもので調整をするのも、LOHASといえます。

また、そのための収納計画をしっかり考えなくてはならないのが日本の住まいの特徴のひとつです。
例えば、夏物と冬物を入れ替えるためのスペースを確保したり、季節用品をしまうスペースを考えて収納計画をします。限られたスペースに収まる範囲以上のモノは持たず、すっきりと収納できるような工夫をするのもLOHASと言えると思います。

季節にあった窓まわりのアイテム

日本の伝統的な窓のしつらえ「障子」
これから寒さが気になる季節です。日本では、夏の暑さ対策として、窓にすだれやよしずを掛ける工夫があります。同じように、冬の寒さ対策をしてきました。

例えば、和風アイテムで代表的なのは「障子」。この断熱性はかなりのものです。
張替えが面倒だなどという理由で、和室の障子を外してしまっている方いませんか?冷気が一番浸入する窓に寒さ対策をすることは、かなりの省エネ効果が得られるものです。
また、現在もっとも良く使われているカーテンも、掛け方や生地の選び方ひとつで、その効果が変わってきます。窓まわりの演出を楽しみながら、試してみてはいかがでしょうか?





心身ともに健康になれる風呂

湯船につかるのは日本独特の文化
湯船にゆっくりとつかるのも、日本独特の文化。寒くなる季節、あの温かい湯につかる瞬間がうれしい季節となります。冷えた身体を芯から温めるには、シャワーではなく湯につかるのが一番です。温かい湯につかりリラックスして、心身ともに健康になるのもLOHASでしょう。

そして、浴室の省エネ効果はどんどん向上しています。ユニットバスになったことで保温性がアップし、最近では魔法瓶の様にお湯が冷めにくい浴槽もお目見えしています。また、自然の力でお湯を沸かすエコキュートなども、LOHASに一役買うアイテムです。

鍋を囲む温かい食卓
日本の食卓には“家族で鍋を囲む”という食事スタイルがあります。これも日本独特のものでしょう。そして、実はこれもLOHASなのです。

寒い時期に鍋をすれば、身体だけでなく、部屋も暖まります。そして、鍋といえば家族が一度に揃って食べるのが前提。例えば、家族がバラバラに夕飯をとると、何度も温めなおしたり食器をあらったりと、面倒なだけでなく、電気もガスも余計にかかっているものです。家族で鍋を囲む食事スタイルは、光熱費のムダも無くなります。そしてなにより、楽しい気分で過すことができます。

私たちは、食卓まわりにコンロやホットプレートが使えるよう配慮することは当たり前です。
こんな日本の食文化も、LOHASに通ずるものがあると思います。


このように、昔ながらの生活習慣には、環境と共存し心地よく快適な生活を送る工夫があちこちに見受けられます。私たちは、これらを自然に実行しているのではないでしょうか?

実は、LOHASにはコレと言った定義はありません。自分で考え創るのがLOHASの精神なのです。しかし、何かをガマンすることではなく「無理をせず・心地よく」などがキーワードとされています。先人の知恵を参考に、自分にとってのLOHASをじっくり探ってみましょう。






アメリカにおけるロハス

アメリカの調査機関NMIが、LOHAS層を「環境と健康に関心、社会に対する問題意識、自己啓発・精神性の向上に関心が高く、実際の行動に移す人々」と定義し、2002年よりその割合を調査しています。

この調査にはカルチュアル・クリエイティブズを提唱したレイもアドバイザーとして協力しています。

2005年の調査によれば、アメリカの成人人口の23%がLOHAS層だという(他、LOHAS層に近いが行動に至らない NOMADICS:39%、価値観を特に持たないCENTRISTS:27%、日々の生活に追われる INDIFFERENTS:12%)。

アメリカでの「LOHAS」はあくまでマーケティング用語であって、一般消費者には殆ど使われていません。
アメリカ国民による「LOHAS」という「言葉」の利用状況を、検索サービスから分析すれば明らかです。

「LOHAS」という「言葉」は、アジア(日本、韓国、台湾)から発信されていると言えます。

高性能住宅こそ、実はLOHAS

LOHASを実践するために「環境を考えた住まい」は最適です。

『我慢することなく、毎日普通に生活しながら「環境にやさしい」ことができる住まい』

これはまさに、LOHASの考え方と一緒なのです。

高性能な住まいがLOHASにつながるのかを簡単にご説明します。


■高気密・高断熱住宅

冷暖房効率の良い
「高気密・高断熱住宅」

壁・開口部・天井・基礎など、気密性と断熱性を向上させた住宅。
  ↓
冷暖房効率がアップするため、ムダなエネルギーを消費しません。したがって、快適な温度を保ちつつ地球環境への負荷を軽減することにつながります。

自然エネルギーの利用

自然エネルギーの利用はいろいろ

太陽光発電・風力発電・自然冷媒など。
  ↓
自然の力をエネルギーに換えて活用します。例えば、太陽の光で発電したり、大気中の熱で給湯をするシステムなどを上手に利用することで、地球環境に配慮しつつ快適な生活を送れます。


2006年08月20日

サステナビリティとは?

最近、よく耳にする「サステナビリティ」という言葉。環境問題を考える上で重要なキーワードの1つです。社会と自然環境を世代につないでいくために私たちができることは?

サステナビリティとは、英語の“sustainability”の日本語表記で「持続可能な」、つまり「ずっと保ち続けることができる」の意味です。
サスティナビリティと表記されることもあります。

保ち続けていくものとは、社会と地球環境です。
社会と自然環境を保ち続けることを目指した取り組みなどで使われます。

最近は環境保護活動や社会貢献活動、また企業倫理への取り組みなども含めた広い意味で使われるようになりました。

このサステナビリティ、皆さんもよ〜くご存じの言葉の一部ともなっています。
ロハスは、健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイルを意味する造語ですが、英語にすると
ロ (Lo)=Lifestyle of
ハ(Ha)=Health and
ス (S)=Sustainability

となります。
サステナビリティはロハスの「ス」なわけです。

美しい自然と経済活動を両立させるために何がこの言葉が注目されたのは、1987年。
(ブルントラント委員会)という場で公表された「私たちの共有の未来」という報告書がきっかけでした。
考えとして「持続可能な開発(Sustainable Development=サステナブル デベロップメント)が盛り込まれていたのです。
「経済を発展させること」と「地球環境を守ること」は、相反することと思いがちです。でも、本当にそうでしょうか。確かに「経済優先、自然保護は後回し」では、環境汚染を悪化させてしまいます。

でも、ものの生産、流通、サービス、消費といった経済活動は、私たちの生活を支えています。経済を止めてしまうと社会も人間の生活も成立しなくなりますし、なにより環境保護活動を行うにはお金もかかります。

「豊かになること」と「環境を守ること」は対立するものではなく、ましてやどちらかを「我慢する」といったものではありません。両方を実現させていくためには「環境に悪い影響を与えない経済活動」をしていく必要があるとするのが、「持続可能な発展」の基本的な考え方です。

サステナビリティも同じ意味合いで使われています。これまでの大量生産、大量消費といった一方向の経済の形ではなく、未来の人たちの社会と生活レベルを維持するために、環境を守ることを考えた節度ある経済活動とは? を考えるときに、欠かせないキーワードがサステナビリティなのです。

この考えを私たちの生活に置き換えてみると、どんな行動になるのでしょうか?
サステナビリティを実現するためにできることは?

使い終わったものを捨てずに、お下がりとして使い回す工夫もサステナビリティなのです。
サステナビリティを実現するために、個人ができることは、「環境に悪い影響を与えない行動」をしていくことです。

それは、ゴミをきちんと分別したり、電気をこまめに消したり、エアコンを使いすぎないといった小さな技の積み重ねや、「自動車は所有しない」「リターナブル瓶などの環境に負荷の少ない製品しか買わない」といったライフスタイルの実践などです。

「ん? もしや、これってエコでは?」

そう!

簡単にいってしまえば、省エネ、エコ、ロハスといったキーワードでくくられる行動が、サステナビリティのための実践になるのです。


サステナビリティ=「もったいない」
日本の進んだ環境への取り組みを世界に発信しているNPO、ジャパンフォーサステナビリティ(JFS)の枝廣淳子さんは、サステナビリティを「もったいない」を伝えていくことだと表現しています。

サステナビリティとは「もったいない」。そう聞くと、とても納得できませんか?

横文字にされると、なんとな〜く新しい言葉のように思えます。でも、「もったいない」といわれれば、ものを大事に使う、使ったものは捨てずに再利用する、無駄のないエネルギーの使い方を心がけるといった知恵を実践していけばいいのだなと、すんなり理解できます。

さらに大切なのは、その思いと知恵を、子どもや孫の世代に受け継いでいくことです。それは今の社会と地球環境をそのまま維持する未来へのギフトともいえます。

というわけで結論!

サステナビリティは「持続可能」を意味する英語。日本的な考え方に置き換えると「もったいないと思う心と知恵」を実践し、次世代に伝えること。

さぁ、これからは、どこでこの言葉に出会っても、大丈夫! ですね。

LOHASは、ローハスか、ロハスか ?

最近“LOHAS”がマスメディアに頻繁に登場するがその日本語表示がローハスというところもあれば、ロハスというところもある。

どちらが正しいかということは別にして最近は特にロハスという表示が多い。

以前は、ローハスの方が検索件数が多かったのですが、「ソトコト」でロハス表示をしているため今では、ロハスによる検索数の方が多くなっています。

日本経済新聞は最初ローハスと表現していたが最近はロハスと表現している。

アエラ・イングリッシュも12月号でLOHAS特集をしているが、発音ではローハスなのに信じられないことにロハスである。

インターネットが主な情報発信のツールのローハスクラブでは、検索でHPへ来ていただく方にロハスと検索をかけてもローハスクラブは見つからない。
“ローハス”または“LOHAS”で検索していただきたいと願うばかりである。

頭文字のLOHASであることを考えると、英字で“LOHAS”というのが無難であろう。

マーケティング用語として渡来した「LOHAS」だが実はアメリカ人でこのWORDを知っている人は少ない。

ロハスの氾濫でその「キーワード」生命を心配する向きもあるが、もともとLOHASに関心のある方は意識も高く、選択眼も持っていて情報量も多い。

このブログは、「ロハス生活のすすめ」というタイトル。

「LOHAS生活のすすめ」に変えるのが無難?(笑)

2006年08月21日

LOHASって何?

急速に脚光を浴びているシンプルでナチュラルなライフスタイル、それがLOHASです。

頭文字をとったキーワード、ひとことで言うと『ココロとカラダの健康と、サステイナブル(持続可能)な地球環境を重視する価値観とライフスタイル』を指します。

従来は細分化されていた健康、自己啓発、エコなどのジャンルをひとまとめにして、ライフスタイルとして明らかにしたところがLOHASの新しい考え方です。

LOHASがカバーするジャンルとして下記の5つが提唱されています。@持続可能な経済… 省エネ商品、代替エネルギー、グリーン都市計画等  A健康的なライフスタイル… オーガニック、自然食品、サプリメント等  B代替ヘルスケア… 自然治療、はり治療等  C自己開発… ヨガ、ピラティス、フィットネス、自己啓発、能力開発等  D環境に配慮したライフスタイル… 環境配慮住宅、リフォーム、家庭用品等

Cultural Creatives (文化創造者)

 LOHASのベースとなっているのが、社会学者ポールレイ氏らが1986年から15年間で15万人を対象に行った調査です。

結果、心と体の健康を求める一方、シンプルで快適なライフスタイルを積極的に創造していく新しいタイプの層が明らかになりました。

地球環境やエコについて語るときに、従来はエコ=省エネが一般的に個人レベルでできる活動だったと思います。

エコ活動とは異なります。

健康に良いシンプルで機能的なものやサービスを、地球環境に気遣っている会社から購入する、と考えるLOHASピープルが増えてくると、側でも真剣に彼らにアピールする製品を提供しなければ売れません。

資本主義の原則に基づいたポジティブなエコへの取り組みと言えるでしょう。

あなたのロハス度チェック(健康ライフスタイル編)

あなたの「健康」ロハス度をチェックしてみましょう。

(「いきいきロハスライフ!のすごし方」イデ トシカズ著より)

■少し(20%)高くてもオーガニックで安全な食材・製品を購入する

■健康食品やサプリメントも自分で納得したうえで摂取している。テレビや雑誌の情報を鵜呑みにしない

■マクロビオティック、玄米菜食などを実践している。または、野菜・シーフード中心で、あまり肉食はしない

■ヨガ、ピラティス、瞑想などを定期的に行っている

■エステ、スパに通ったり、マッサージ、鍼、レイキなどを定期的に受けている

■素材にこだわり、オーガニック・コットン製品などナチュラルな風合いの衣類を好む

■ナチュラルな素材の化粧品やバス、ヘアケア製品を好んで使う

■アロマセラピー、ハーブ栽培、ガーデニング、家庭菜園などを実践している

■週末や休暇に、できるだけ自然に触れるようにしている

普段からアートに親しんだり、セミナーなどに参加、コーチングを受けるなど、自己の内面の成長を心がけている


みなさんどうでしたか?

私は、2項目でした。

ロハスブログを開設しているのに少ないですね(^^;)

これから少しずつ増やしていく予定です^^

2006年08月22日

あなたのロハス度チェック(サステイナビリティー編)

今回は、サステイナビリティーに関するロハス度チェックです。

(「いきいきロハスライフ!のすごし方」イデ トシカズ著より)

■地球環境、温暖化、貧困などの現状について常日頃情報収集するよう心がけている

■車の燃費を気にして車種を選ぶ。エコドライブを心がけている。ハイブリッドカーに乗っている、または購入したい

■エコ、省エネ製品に興味があり、少し高くても(20%)実際に購入している

■風力発電やソーラー発電など自然エネルギーに興味があり、グリーン電力証書などを購入したことがある

■家のリフォームや建築時に自然素材や断熱材にこだわり、エネルギー効率の良い住宅に住んでいる、または住んでみたい

■環境家計簿、二酸化炭素の削減、省エネなどに積極的に取り組んでいる

■選挙の時、環境問題に熱心に取り組む政治家や政党に投票する

■フェアトレード製品を積極的に購入する

■環境活動や飢餓、貧困などに取り組むNPOなどに収入の一定割合を寄付している

■株式投資をする際に、企業のCRS活動に注目する。エコファンド、SRIファンドなどに投資している


私は、5項目です。健康ロハス度よりは高くてホットしました^^


ロハスピープルの価値観

従来のエコ活動では、自分ができることの限界を感じしまうケースがあり、実践が難しいと考える人も多かったのではないかと思います。

人間は楽しいことや気持ちのよい「快楽」は率先して行います。

ロハス流の取り組み姿勢としては、「これはダメ」といったストイックな方向ではなく、「あればよい、これはどう?」といった積極的な選択から始まります。

アメリカのロハス層の中心は、戦後生まれのベビーブーマーとその子供たちです。
Yジェネレーションといいます。

Yジェネレーションは、マスコミの広告を鵜呑みにせず、ネットやコミュニティーを通じて集めた情報を重視します。

ロハスピープルの価値観を要約すると下記のようになります。

・興味をもつ

・情報収集力が高い

・集めた情報を自分で選択することができる

・本物志向、納得して選ぶ

・値段だけで選ばない

・作っている企業や、製作者のこだわりに共感

・情報発信力をもつ

・影響力がある

2006年08月23日

オーガニックとは

オーガニックとは農薬、化学肥料、土壌改良剤や遺伝子組替え種子などを使わない栽培方法または飼育方法です。

オーガニック農家は有毒な農薬、除草剤や肥料を使わずに土壌改良や、雑草や虫をコントロールするなどの異なる農法を用いています。

また輪作、根覆い、自然肥料、そして虫の習性を生かした害虫の駆除などは飛躍的な土壌改良に効果があり、有毒物質の流出を減らす有益な農法です。

認定オーガニックは、生産者設備を毎年検査し、オーガニック基準に従っているかどうかで認定されることを意味するものです。

オーガニック食品は田畑から店頭にいたるまで徹底的に管理された優良な商品といえると思います。


21世紀は水の世紀と言われています。ヨーロッパなどでは、どのように水を確保するかが真剣に討議されています。

今世紀は水の取り合いによる戦争が起こると予測されているほどですから、限られた水資源を汚染するわけにいきません。しかし農地に薬を撒きますとそれが染み込んで、やがて地下水にまで到達します。

私たちは地下水をくみ上げて飲料・生活に使用しているわけですから、地下水が汚染されれば生きていけなくなるのです。

地球というのは密閉された容器と同じで、水は繰り返し循環しています。

汚せば汚すほど、次に巡ってくる水も汚れていく。きれいに戻すには、それだけ余分な時間もエネルギーもかかるのです。

オーガニック農業という方法は、この、生きていくためにどうしても必要な水を守るためにも、ぜひ取組まなくてはならないことの1つなのです。


では、オーガニック農業とはなんでしょうか。

それは、まず植物に直接栄養を与えない。つまり大地の生命活動が作り出す栄養分を植物がきちんと吸い上げる。植物本来、土本来の姿で生産するということです。

それから危険な化学物質を用いない。危険な、というのをつけたのは農業といえども産業ですから、産業として成り立たなくてはなりません。

そして遺伝子操作を行わないということです。遺伝子操作は抗ガン剤などで注目を浴びていますが、閉じた空間である研究室の中で行う分にはまだいいでしょう。ところが農地というのは広いわけです。この広い農地において、こうした技術が使用されると将来どんな事態を招くかわからない、私たちが住めなくなるようになることもありうるのです。ですから、これを行わない。この3つを踏まえたのがオーガニック農業です。

2006年08月25日

太陽光発電とは

太陽光発電とは太陽電池を使った発電のことです。

太陽光発電システムは、太陽の光を電気(直流)に変える太陽電池と、その電気を直流から交流に変えるインバータなどで構成されています。

現在、日本で多く利用されている住宅用の太陽光発電システムでは、発電した電気は室内で使いますが、電気が余った時には電力会社からくる配電線に戻し、電気が不足する夜間や雨天時には配電線から電気の供給を受けます。

この配電線に戻した電力は、電力会社が買い取っています。


※太陽電池は半導体の一種で、光エネルギーを直接電気に変えます。
そして、太陽光を受けている間だけ電気を発生する太陽光発電装置です。この技術は1954年に米国で発明されました。その後、人工衛星に搭載されたりなどしてきましたが、これまでの技術開発により、光から電気にかえる効率(変換効率)が向上し、コストも下がってきたため、一般家庭用の電源としても普及し始めました。太陽電池は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素や有害な排気ガスを出さず、太陽がある限り発電をし続ける、全くクリーンな発電装置です。

2006年08月26日

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダは、世界三大伝承医学の一つで、インドの伝承医学のことです。

語源はサンスクリット語で、アーユスとヴェーダの複合語です。

アーユスとは生命、ヴェーダとは科学とか知識という意味です。

したがって、アーユルヴェーダとは生命の科学、生命についての知識、あるいはその知識に基づく実践的な生活法と言うことになります。


アーユルヴェーダには、パンチャ・カルマ(5つの浄化法)と言う療法があります。

1,ヴァマナ(催吐法)ミルクを飲ませ吐かせる方法

2,ヴィレーチャナ(しゃ下法)下痢をさせる方法

3,ニルーハ・バスティ(非油性浣腸)浣腸方法

4,アヌヴァーサナ・バスティ(油性浣腸)浣腸方法

5,ナスヤ(経鼻法、吸入療法)鼻の洗浄方法

これらの療法の前後に、アビヤンガといわれるオイルマッサージと発汗の療法があります。

日本で行われているアーユルヴェーダの治療は、オイルマッサージと発汗療法です。

インドのアーユルヴェーダでは、あらゆる病気に効果があると豪語しています。

全身の酸化状態を抑え、心地よい感覚が発生し、心身共にリラックスできます。

このアーユルヴェーダの療法に、いくつかの療法を組み合わせると、現代医学が不得手としている症状に効果を発揮しています。

2006年08月29日

地球温暖化防止のためにできること

ここ数年は異常気象が地球規模で頻発しています。

異常気象は、地球温暖化が原因といわれています。

この百年で地球の平均気温は0.6度も上がっています。

過去千年をみても、百年単位でこれほど気温が上がったことはないそうです。

特にここ20年間は驚異的に上昇しています。

温暖化の原因は、二酸化炭素などの温室効果ガスを大気中に増やしているためと考えられています。

産業革命後の250年で二酸化炭素の大気中濃度は30%も増加。

現在の地球温暖化は「天災」ではなく、完全に「人災」といえます。

このままでは、2030年ごろには、7月から9月がほぼすべて真夏日になり、40度近い日も増えて熱中症の死者が増加。

温暖化によって水が蒸発し、その量に比例して雨が多くなり、各地で豪雨が発生し、土砂崩れなどの被害を招きます。

また、台風も海温も上昇し、台風の勢力が増します。

世界においても様々な現象が生じてきます。

2050年になるともっと危険な兆候が発生し、ようやく世界的に二酸化炭素の排出量を抑えようとすることになるそうです。

このようなことにならないように、今から具体的な行動が必要になってくると思います。


私たちが身近にできること。

冷房の温度をこれまでより一度高く設定し、テレビやビデオ、パソコンなどの長時間使わない家電製品のコンセントは抜くこと

証明やテレビをつけっぱなしで他の用事をしないこと

シャワーのお湯を出しっぱなしにしないこと

買い物の際は、リサイクル商品や省エネの電化製品を購入すること

燃費の悪い車やアイドリング、空ぶかし、無駄な荷物を運んでの運転などは控え、できるだけ電車、バス、自転車などを利用すること


個人が本当に必要なものを賢く選択し、無駄に贅沢な消費をしないように心がけること


是非今日からできることを一つでも実行してみてください。

未来の地球のために。

2006年08月31日

ロハスと自転車

自転車というのは、本来の意味でのLOHAS的な生活といえるかもしれません。

自転車は、人類が生んだもっともエネルギー効率の良い移動手段です。

ガソリンなどの燃料を全く使うことなく時速20キロから30キロも出せます。

場合によっては、電車よりも速く目的地に着くことが可能です。

それに、健康にも最適です。

医療現場では糖尿病治療の一環として、自転車ダイエットが導入されています。

ジョギングに比べ、ひざなどの関節に与える負荷も少なくてすみます。

すでにドイツやオランダのヨーロッパでは、環境保護対策の一環として、自転車の普及がどんどん進んでいます。

健康的でしかも環境にもよい自転車生活。

是非あなたも明日から始めてみてはいかがですか?

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