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オーガニックとは

オーガニックとは農薬、化学肥料、土壌改良剤や遺伝子組替え種子などを使わない栽培方法または飼育方法です。

オーガニック農家は有毒な農薬、除草剤や肥料を使わずに土壌改良や、雑草や虫をコントロールするなどの異なる農法を用いています。

また輪作、根覆い、自然肥料、そして虫の習性を生かした害虫の駆除などは飛躍的な土壌改良に効果があり、有毒物質の流出を減らす有益な農法です。

認定オーガニックは、生産者設備を毎年検査し、オーガニック基準に従っているかどうかで認定されることを意味するものです。

オーガニック食品は田畑から店頭にいたるまで徹底的に管理された優良な商品といえると思います。


21世紀は水の世紀と言われています。ヨーロッパなどでは、どのように水を確保するかが真剣に討議されています。

今世紀は水の取り合いによる戦争が起こると予測されているほどですから、限られた水資源を汚染するわけにいきません。しかし農地に薬を撒きますとそれが染み込んで、やがて地下水にまで到達します。

私たちは地下水をくみ上げて飲料・生活に使用しているわけですから、地下水が汚染されれば生きていけなくなるのです。

地球というのは密閉された容器と同じで、水は繰り返し循環しています。

汚せば汚すほど、次に巡ってくる水も汚れていく。きれいに戻すには、それだけ余分な時間もエネルギーもかかるのです。

オーガニック農業という方法は、この、生きていくためにどうしても必要な水を守るためにも、ぜひ取組まなくてはならないことの1つなのです。


では、オーガニック農業とはなんでしょうか。

それは、まず植物に直接栄養を与えない。つまり大地の生命活動が作り出す栄養分を植物がきちんと吸い上げる。植物本来、土本来の姿で生産するということです。

それから危険な化学物質を用いない。危険な、というのをつけたのは農業といえども産業ですから、産業として成り立たなくてはなりません。

そして遺伝子操作を行わないということです。遺伝子操作は抗ガン剤などで注目を浴びていますが、閉じた空間である研究室の中で行う分にはまだいいでしょう。ところが農地というのは広いわけです。この広い農地において、こうした技術が使用されると将来どんな事態を招くかわからない、私たちが住めなくなるようになることもありうるのです。ですから、これを行わない。この3つを踏まえたのがオーガニック農業です。


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